ハウスクリーニングの相場をわかりやすく解説!費用を安く抑えるコツと業者の選び方について
「ハウスクリーニングに興味があるけれど、費用がかなりかかるのでは……?」と依頼するのをためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
けれども、実際は、ポイントやコツさえわかれば、そこまで費用をかけずに済むケースも多いのです。 こちらでは、ハウスクリーニングの相場や費用を安く抑えるコツ、さらに業者の選び方などについて詳しく解説していきます。
■ハウスクリーニングの費用相場
はじめに、ハウスクリーニングの一般的な費用相場を見ていきましょう。 マンションとアパートは空室か居住中かによって料金が違う場合が多いため、それぞれに分けて、さらに間取り別にご紹介します。また、あわせて部位別のクリーニングの費用相場についてもご紹介しましょう。
◇空室のマンションやアパートのハウスクリーニング相場
空室のマンションやアパートの場合、ハウスクリーニングの費用相場は、概ね以下のようになっています。
間取り・広さ | ハウスクリーニングの費用相場 |
ワンルーム/1K | 15,000円~30,000円 |
1DK~1LDK | 30,000円~40,000円 |
2DK~2LDK | 30,000円~70,000円 |
3DK~3LDK | 50,000円~80,000円 |
4DK~4LDK | 70,000円~120,000円 |
※4DK/4LDK以上の場合は、別途見積もりとなるケースが多いようです。
◇居住中のマンションやアパートのハウスクリーニング相場
次に、居住中のマンションやアパートのハウスクリーニング相場を見ていきましょう。
間取り・広さ | ハウスクリーニングの費用相場 |
ワンルーム/1K | 20,000円~30,000円 |
1LDK~2LDK | 40,000円~80,000円 |
3LDK~4LDK | 60,000円~100,000円 |
5LDK以上の場合 | 100,000円~ |
居住中のハウスクリーニングの場合は、空室に比べてかなり割高の設定となっています。これは、居住中のマンションやアパートの場合は、家具や家電製品などを動かしたり養生したりする必要が出てくるためです。 居住中のハウスクリーニング費用は、空室の場合の2割~5割増し程度を目安にするとよいでしょう。
また、空室・居住中どちらの場合でも、同じ間取りであっても延べ面積や汚れの程度、作業内容などによって費用は大きく変わります。
◇床やエアコンなど、部位のクリーニング相場
部屋全体ではなく、特に汚れのひどい部位のみを依頼するクリーニングの費用相場は、以下のようになっています。
部位 | クリーニングの費用相場 |
床(ワックス込みの場合) | 10,000円~15,000円(※6畳程度で計算) |
キッチン | 15,000円~20,000円 |
レンジフード・換気扇 | 13,000円~15,000円 |
浴室 | 15,000円~20,000円 |
洗面所 | 8,000円~10,000円 |
トイレ | 7,000円~10,000円 |
お掃除機能付きエアコン | 14,000円~16,000円 |
■ハウスクリーニングの費用を安くするには?
「家を隅から隅までピカピカにキレイにしたい、でもハウスクリーニングは費用が気になる……」そんな悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今度は、気になるハウスクリーニングの費用を安くする方法をご紹介しましょう。
◇部位ごとではなくまとめて依頼する
部屋全体ではなく、汚れが気になる部位のみのハウスクリーニングを依頼する場合は、ひとつの部位だけではなく、できるだけまとめて依頼することをおすすめします。
業者によっては、スタッフを派遣するコストが減らせる点を考慮して安くしてもらえる可能性もあるかもしれません。 また、部位別で依頼した場合のセット料金を、はじめから用意している業者も見られます。
◇なるべく繁忙期を避ける
引っ越しなどと同じように、ハウスクリーニングにも繁忙期と閑散期があります。
ハウスクリーニングの閑散期は、一般的には9月~10月頃とされているので、できるだけ安くしたい場合はこの時期に依頼するのがおすすめです。 逆に、転勤や入学が多くなる3月や、大掃除での依頼が増える12月は繁忙期にあたるため、この時期は避けたほうがよいでしょう。
◇複数の業者から見積もりをもらう
最初からひとつの業者に決めるのではなく、複数の業者に見積もりをしてもらいましょう。
その中からいくつかの業者に絞り、具体的なサービス内容や追加料金の発生の有無など気になる点はしっかり質問するようにしてください。 また、複数の業者に見積もり依頼していることがわかれば、業者によってはディスカウントしてくれる可能性もありますよ。
◇引っ越しなら荷物を出した状態でハウスクリーニングを入れる
前項でご紹介したように、居住中と空室では、ハウスクリーニングの料金がかなり異なります。 家具などが置かれていない状態であれば、料金が安くなる可能性が高いため、引っ越しする場合は、荷物を全て出した状態でハウスクリーニングをしてもらうのがおすすめです。
■ハウスクリーニング業者の選び方と注意点
ハウスクリーニング費用は、同じ間取り・作業内容であっても、業者によってかなり差が見られます。 では、業者を選ぶ際には、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
◇安さだけで業者を選ばない
これは、特にネット検索で業者探しをしているときにいえることですが、相場より費用が飛びぬけて低い業者の場合、ほかにオプション料金が発生しないかどうかについても確認するようにしてください。 こういった場合、基本料金設定は安くても、実際に必要になる作業がオプションで別料金になっているケースも多いからです。また、料金表示が「30,000円~」のようになっている場合は、そこに表示されているのは最低料金だと考えたほうがよいでしょう。
◇依頼する業者が損害保険に加入しているか
作業の際に、万が一キズや汚れを付けられてしまった場合に備えて、依頼する業者が損害保険に加入しているかどうかについても、必ずチェックするようにしてください。
◇業者の対応や、実際に担当する人も確認する
作業時には室内に入ってもらわなければいけないことを考えると、やはり信用できる業者を選びたいもの。
問い合わせの際の電話対応や、見積もりに来てもらったときの業者の対応もチェックするようにしましょう。質問に丁寧に答えてくれるか、ハウスクリーニングに関する知識や専門的なアドバイスをどのくらいしてくれるかということからも、業者の仕事に対する姿勢がイメージできるはずです。 また、当日実際にクリーニングを担当するのはどんな人なのかについても確認することをおすすめします。
■まとめ
上手に利用すれば、プロのハウスクリーニングは頼れる家事のパートナーになってくれます!
費用を安く抑えたい場合は、閑散期を選ぶ、できるだけ部屋に荷物がない状態で依頼するなど、こちらでご紹介したコツもぜひ参考にしてみてください。
また、作業時は室内に入ってもらう必要がある以上、業者選びはとても大切です。 料金の安さだけで決めず、損害保険加入の有無や業者の対応についてもしっかりチェックしてから依頼するようにしましょう。