キッチンの魚焼きグリル掃除方法簡単解説！知っておきたい汚れの原因や、汚さない使い方について

キッチンクリーニング

魚を美味しく食べるためには、表面は焼き色を付け、中は柔らかい状態に焼き上げることが理想です。朝食や夕食に最適であり、健康面を意識して魚を摂っている人も多いのではないでしょうか。日本の家庭料理に欠かせない魚は、自宅の魚焼きグリルで焼くことで簡単かつ美味しい状態に焼くことが可能です。しかし、魚焼きグリルは掃除が面倒くさいというイメージをもつ人も多いでしょう。そこで、魚焼きグリルを簡単に掃除する方法と、汚さない使い方について紹介します。

キッチンの魚焼きグリルが汚れる原因

魚焼きグリルが汚れる原因は、魚を焼くことで落ちる油汚れです。油汚れは受け皿や網に付着するだけではなく、グリルの内部に跳ねて全体に付着します。汚れが付着した状態で放置すると臭いの原因にもなるため、可能な限り早く除去しましょう。油汚れ以外には、魚が焦げることで網に焦げた身と皮が残り、頑固な汚れにつながります。

【パーツ別】キッチンの魚焼きグリルの汚れを落とす掃除方法

魚焼きグリルのパーツごとに簡単な掃除方法を紹介します。ただし、放置した場合には汚れがこびりついて除去しにくくなるため注意しましょう。魚焼きグリルに付いた汚れは、料理後すぐに掃除をすればスムーズに落とすことが可能です。食後の食器洗いをする際や、調理の直後に掃除をする必要があります。

魚焼きグリルの焼き網の汚れを落とす方法

魚焼きグリルの焼き網には、焦げ付き汚れと油汚れの両方が付着します。そのため、いずれの汚れも除去する効果が期待できる重曹を使用しましょう。

焼き網を浸けておけるサイズの袋や容器を準備して、ぬるま湯1Lに対し重曹大さじ3杯を加えて溶かし、焼き網を入れます。汚れの程度によって異なりますが、30分～1時間ほど放置しましょう。汚れが分解され、浮いていることが確認できたら、ブラシやスポンジでこすり洗いをします。こびりついた汚れが付着している場合に、たわしでこすると表面が傷つくため注意が必要です。コーティングが落ちると汚れが付着しやすく、除去しにくくなるため力を入れてこすらないようにしましょう。

油汚れがメインの受け皿

受け皿は、魚の油を受ける部分であるため油汚れが付着しています。そのため、油汚れを除去しやすいセスキ炭酸ソーダを使用する方法が有効です。焼き網を掃除する時と同じく、袋もしくは容器を準備して、ぬるま湯1Lに対しセスキ炭酸ソーダ大さじ1杯を入れて溶かしたら、受け皿を入れて浸け置き洗いをします。 30分～1時間放置した後、ブラシやスポンジ、頑固な汚れの場合はメラミンスポンジを使って汚れを落としましょう。

魚焼きグリルの中

魚焼きグリルの中の汚れは基本的に油汚れであり、セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法が有効です。全体を掃除できるよう、水500mlとセスキ炭酸ソーダを5gスプレーボトルに入れて混ぜます。魚焼きグリルの中に、均一になるようにスプレーした上からキッチンペーパーを貼り、30分～1時間程度放置しましょう。キッチンペーパーに汚れが吸収されていることが確認できたら、ブラシやスポンジでこすり洗いをします。最後は水拭きをしてセスキ炭酸ソーダを落としましょう。1度で汚れが取れない場合には、数回繰り返し行うことがポイントです。

魚焼きグリルの臭いを除去するには

魚焼きグリルのパーツをきれいに掃除しても、使用時に臭いが気になるケースは多いでしょう。最も簡単な臭い除去方法は、掃除の後に5分程度空焼きすることです。空焼きをするだけでも、内部の臭いを軽減できます。強い臭いがする場合には、お茶の葉を使用する方法が有効です。受け皿にお茶の葉を広げて弱火で5分熱するだけで、お茶の葉が臭いの原因となるガスを吸収し、良い香りを出す効果が期待できます。

魚焼きグリルを汚れにくくする使い方

魚焼きグリルは、使用方法を工夫するだけで掃除の時間や手間を短縮することが可能です。どのように使用すれば良いのか、汚れが付着しにくい使い方を紹介します。

焼き網を汚れにくくする使い方

焼き網に、サラダ油もしくは酢を塗って使用しましょう。網をコーティングした上で温めてから魚を焼くことで、焦げ付き汚れを予防できます。

受け皿を汚れにくくする使い方

水を入れて使用する魚焼きグリルであれば、受け皿に水300mlと片栗粉大さじ4杯を入れてから使用します。魚から落ちる油は片栗粉が吸収して凝固するので、非常に簡単に油汚れを取り除けるでしょう。水を入れずに使用する魚焼きグリルについては、グリルストーンを使用する方法が有効です。商品ごとに異なりますが、4回程度で交換する必要があります。

まとめ

魚焼きグリルは、掃除をせず放置すると油や焦げ付き汚れが固まり、上からホコリが付着することで1回の掃除では除去できない状態となるケースが多いです。料理をした直後であれば、すべてのパーツを掃除しても10分程度で終わります。焼き魚を食卓で楽しむためにも、使用した直後の掃除を習慣化すると良いでしょう。