年末大掃除は断捨離から!不要品を捨てると大掃除が楽になります
11月になり、年末大掃除を考えなければならない季節になりました。プロのハウスクリーニング業者に依頼する!?それとも自分でやる!?それとも併用!?と悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、そう悩む前に一つやっておくべきことがあります。
それは「捨てる」ということ。つまり断捨離です。
断捨離をすると、掃除を行う際に無駄な物の移動がなくなったり、スペースが空いたりでお掃除がしやすくなります。つまり年末大掃除には絶好のタイミング。
不要な物を処分することで、事前準備をしておきましょう!
はじめに:断捨離から始める大掃除のメリット
大掃除といえば、家中をピカピカにする年末の恒例行事。しかし、その前に「捨てる・断捨離する」という行為を入念に行うことで、大掃除自体の効率も上がり、新年を迎える心持ちもずっと軽やかにすることができます。
ここでは、まず捨てる・断捨離するということの重要性と、そのメリットについて考えてみましょう。
スペースの最大化
物を減らすことで、まず得られるのは使えるスペースの増加です。
部屋の隅々まで掃除がしやすくなり、掃除機をかける際も障害物が少なくなるため、作業効率が大幅にアップします。
特に大掃除は、通常の清掃よりも範囲が広いため、スペースはあればあるほど良いのです。
言わずもがなですが、スペースが広がることで、部屋全体がすっきりとし、心地よい空間を保つこともできます。断捨離は年末大掃除に限らず、一石二鳥ですね。
清掃効率の向上
断捨離の結果、物が少なくなることで掃除の際に移動させるべき物の量が減少し、部屋の隅々まで掃除がしやすくなります。
例えば、本棚の本を減らせば、ほこりを拭き取る際の手間が減ります。
また、物を減らすことで、それぞれのアイテムを本来配置すべき場所が見つかったり、より機能的な収納方法を思いついたりもするかもしれません。
年末大掃除に対する心理的負担の軽減
不要なものを捨てることは、心理的な負担を減らす効果もあります。
物が少ないほど片付けや掃除が簡単になるため、「大掃除しよう!」という前向きな気持ちを引き出すことが可能です。
特に年末大掃除はおっくうになりがちですが、断捨離の勢いで頑張ろうという気持ちになるかもしれません。
断捨離の心得:手放すための考え方
断捨離とは、単に不要な物を捨てる行為以上のものです。これは心の中の整理整頓でもあり、物に対する執着を手放し、生活を豊かにする哲学の一つとも言えるかもしれません。
それでは、そんな断捨離におけるマインドセットについて見ていきましょう。
「持つべきか、捨てるべきか」の判断基準
断捨離を始める際には、どの物を手放し、どの物を保持するかを決める基準が必要です。
一般的な基準としては、過去1年間で使っていない物、使う予定のない物は捨て候補となります。また、物には以下の様な三つの要素を考えて判断することが大切です。
- 使い道
- 情緒的価値
- 置き場所
愛着のある物との別れ方
愛着のある物を手放すのは心が痛むこともありますが、物の役割はその時点での利用価値にあります。
写真や手紙など、感情的価値が高い物は、デジタル化することでスペースを取らずに保管することができます。物に感謝をして手放すことで、未来への前向きなステップとなります。
捨てることのポジティブな影響
物を捨てることで得られるのは、スペースだけではありません。精神的なクリアさと、新しい可能性への開放感も手に入ります。
捨てることで、新たな趣味や活動に必要なスペースを確保することができ、ライフスタイル自体をより良いものにすることも可能になります。
捨てる行為は時にストレスともなりますが、乗り越えるとポジティブな気持ちが得られることもあるでしょう。
カテゴリー別断捨離の実践
物を捨てると決めたら、カテゴリーごとに整理することで、断捨離はより効果的になります。家の中のものを一定のカテゴリーに分けて、一つ一つ手をつけていきましょう。
衣類の断捨離:クローゼットを整える
衣類は、断捨離の第一歩として取り組みやすいカテゴリーです。
季節ごとに必要ないものを選別し、
- サイズが合わない
- 着ていない
- 痛んでいる
- 流行が遅れている
……というような衣類を処分します。これにより、クローゼット内がスッキリとし、日々の衣類の選択が簡単になります。
書籍の断捨離:本棚をセレクトする
本は知識や思い出が詰まっており、捨てにくいアイテムかもしれません。しかし、
- 読まなくなった本
- 情報が古くなった専門書
- 役に立たない本
等は、スペースの無駄遣いです。
一言でいえば、読み返す可能性が低い本を処分し、本棚を有効に使いましょう。
近年では、ダンボールに詰め込んで宅急便で送るだけで査定・買取をしてくれるサービスもありますので便利です。
雑貨の断捨離:生活用品を精査する
キッチン用品や装飾品などの雑貨も断捨離の対象です。
使わない調理器具や食器、感動が薄れた装飾品などは思い切って手放します。必要なものだけが残ることで、日常生活がシンプルで快適になります。
記念品の断捨離:思い出との向き合い方
記念品や贈り物は、人間関係や思い出が結びついているため、断捨離が難しいものです。
ここで大切なのは、物にまつわる思い出は心の中にあり、物自体にはないという理解です。
大切な思い出を写真や日記で振り返りつつ、物理的なスペースを占める記念品は選別しましょう。
実践!捨てるためのステップバイステップガイド
年末の大掃除を始める前に、まずは「捨てる」ことに焦点を当てたプロセスを見ていきましょう。ここでは、捨てるための具体的なステップをご紹介します。
捨てる物のリストアップ
捨てるべきものを決める最初のステップは、リストアップから始めます。
- 衣類
- 本
- 雑貨
- 古い電子機器
など、まずはカテゴリーごとに書き出し、その中から使っていない、必要ないと感じるものを選んでいきます。
このとき「1年以上使っていないものは捨てる」という基準を設けると、決断がしやすくなります。
断捨離のタイミングとスケジュール
断捨離を成功させるためには、適切なタイミングと計画が重要です。例えば、休日を利用して1日かけて行う、あるいは毎日少しずつエリアを定めて行うなど、ライフスタイルに合わせたスケジュールを立てましょう。
特に年末は忙しい時期なので、早めにスケジュールを立てておくことがポイントです。
不要品の処分とリサイクルの方法
捨てると決めたものは、ただゴミとして出すのではなく、販売、リサイクル、寄付が可能かを考えます。
書籍は古本屋(リアル・インターネット)。
衣類であればリサイクルショップへの販売や寄付。
家具や電化製品はリユースショップやインターネットでの売却を検討しましょう。
不用品を有効活用することで、エコにも貢献できます。
特に近年では、フリマアプリや、オークションサイトが大変賑わっており、思いも寄らぬお小遣いになる可能性もあります。
どうしても販売できないものは、地元情報サイトなどで、無償譲渡ができることもあります。物を捨てたくないという場合はこういったサービスの利用も検討してみましょう。
断捨離で見えてくるもの
断捨離をすることで自分自身についても新たな発見が得られることもあります。年末大掃除に役立つ以外にも、人によっては副次的なメリットが得られることでしょう。
消費パターンの洞察と反省
断捨離を通じて、どのような物を不必要に購入していたか、どのような消費パターンに陥りやすいかを洞察できます。この反省を生かして、無駄遣いを減らし、賢い消費を心がけるようにしましょう。
空間の再発見と活用
物を減らすことで、家の中の空間が広がり、新たな使い方ができるようになります。例えば、読書コーナーを作ったり、趣味のスペースを確保したりするなど、自分だけの特別な場所を作ることができます。
断捨離を習慣にするためのヒント
断捨離は一度きりのイベントではなく、継続的な習慣にすることが大切です。小さな箱を一つ用意して、そこに不要な物を入れるようにすると、気づいたときにすぐに断捨離ができます。このようにして、断捨離を生活の一部にすることで、常に整理整頓された環境を保つことができます。
例えば最低でも年末大掃除の前に年に1度……というように決めるのも良いかもしれませんね。
まとめ
断捨離は、物理的なスペースだけでなく、心にも余裕が生まれます。物の少ないシンプルな生活は、心の安定と集中力の向上にもつながります。
これから新しい年を迎えるにあたって、断捨離は目標設定にも役立ちます。物を減らすことで、何に重点を置いて生活を送るかを再考し、目標に向かって効果的に時間を使うことができるでしょう。
そしてスペースや気持ちがスッキリした上で、年末大掃除を始めるとよいのではないでしょうか。
本記事を書いているのはまだ11月の前半、断捨離や年末大掃除までまだ時間があります。是非この機会に「捨てる・断捨離する」計画を考えてみてはいかがでしょうか。