MENU

12月の第3土曜日は大洗濯の日。洗濯機の掃除+普段出来ない毛布、カーテン、布団カバーを洗濯しましょう!

12月となり、急激に冷え込んできました。これから年末に向けイベントが盛りだくさんですが、その中でも年末大掃除に関係がある記念日をご紹介します。

それは、第3土曜日の「大洗濯の日」です。

毛布やカーテン等は、ホコリや花粉、カビの原因となる汚れが蓄積されやすく、放置すると健康にも悪影響を及ぼしかねません。せっかくの「大洗濯の日」を利用して、しっかりとキレイにしてみませんか。

この記事では、そんな大洗濯の日についての解説や、毛布、カーテン、掛け/敷き布団カバー等を洗濯することにスポットをあてたいと思います。

大洗濯の日とは?

そもそもの大洗濯の日とは、いったいどういうものでしょうか。理解せずとも洗濯はできますが、雑学として知っておいても損はありません。

まずは大洗濯の日とは何かご説明します。

大洗濯の日の由来

「大洗濯の日」は、普段なかなか洗濯ができない、大きな物を洗濯する日として、ライオン株式会社により制定されました。

大きな物とは、毛布、カーテン、掛け/敷き布団カバー、カーペット、マット等です。

たしかに大きなものは、日常ではなかなか洗濯しづらいですよね。これら普段は手が回らない大物の洗濯をしましょう、という日なのです。

年によって日にちが変わる

大洗濯の日は、冒頭でご案内したとおり12月の第3土曜日です。そのため、年によって日にちが変わります。

例えば2024年は12月21日が大洗濯の日。来年のことを言うのは気が早いですが、2025年は12月20日です。

今年は12月1日が日曜日なので、最も遅い大洗濯の日となりそうですね。逆に、もっとも早い場合は15日くらいになるでしょうか。このように、年によって日にちが異なる記念日です。

年末大掃除にちょうど良い

年末大掃除といえば、窓拭きや床磨きなど、どうしても「掃除」に意識が向きがちです。しかし実は、洗濯も重要な要素の一つです。

特に毛布やカーテン、掛け/敷き布団カバーなどの大物は、洗濯することでホコリやダニ、カビを一掃でき、家全体の空気をリフレッシュすることができます。また、事前に洗濯機の掃除を行うこともあります。

そう考えると、大洗濯の日の一連の作業は、年末大掃除掃除の一つとも考えられるのではないでしょうか。

寒い冬の空気にしっかり乾かされたカーテンやふんわりとした毛布は、家族全員に清潔で快適な空間を提供してくれるはずです。

「大洗濯の日」を活用して、一年の汚れをリセットし、新年を気持ちよく迎えましょう。

まずは洗濯機から掃除

洗濯機の掃除

汚れた洗濯機で洗ってしまうと、せっかくの大物洗いも不十分な仕上がりになってしまいます。ですので、まずは洗濯機自体をキレイにしておくことが大切です。

現実問題として、洗濯機のお掃除は普段はやらない……という方も多いかもしれませんね。その場合、年末大掃除も兼ねて、ちょうど良いタイミングです。

日々の使用で蓄積されたホコリやカビを取り除き、洗濯機本来の力を発揮できるよう、しっかり掃除をしてから始めましょう。

近年ドラム式が人気ですが、本ページでは普及度がまだまだ高い縦型の洗濯機を想定して執筆しております。

洗濯槽

洗濯槽は、見た目ではキレイに見えても、実はカビや石鹸カスが付着していることがよくあります。これには、市販の洗濯槽クリーナーを使って掃除するのが最も簡単です。

ものにもよりますが、数百円位から販売されていますのでコストパフォーマンスも良いですね。

クリーナーを入れて「槽洗浄モード」や「高水位での運転」を設定し、洗濯槽の裏側に付いた汚れをしっかり落としましょう。

洗濯機によっては非常に長い時間を要することがあるので、その場合は午前中に実施するのがお勧めです。大洗濯の日の前にやっておくのがお勧めです。

細かいパーツ

洗濯槽の水に浸からない部分は、洗濯槽クリーナーではお掃除できません。また、洗濯機は細かいパーツで構成されていますので、それらも汚れやカビが溜まりやすい部分です。

特に洗剤投入口や糸くずフィルターは、目に見えない部分に汚れが蓄積しています。

取り外し可能な部品はすべて外して、ブラシや歯ブラシを使って丁寧に洗いましょう。ぬるま湯に中性洗剤を溶かして漬け置きすると、頑固な汚れもスムーズに落とせます。

全体

今回の目的としては必要ではありませんが、年末大掃除もかねて、全体的に綺麗にしておくと気持ちが良いです。

見落としがちな洗濯機の外側もホコリや水垢が付いていることも多いもの。柔らかい布やスポンジで表面を拭き、特に洗濯機のフタや操作パネル周りはしっかり掃除しましょう。

また、洗濯機の背面やコード周辺も定期的にチェックし、埃を取り除いておくと安全性が高まります。

洗濯パン

最近ではデザイン性を重視して存在しないこともありますが、洗濯機の下に設置されている受け皿部分である洗濯パンがあるお宅も多いことでしょう。

この部分は、知らず知らずのうちにホコリやカビが溜まる場所です。洗濯機を移動させて掃除するのは大変ですが、少なくとも年に一度はしっかり清掃しておくことをおすすめします。

掃除機で大まかなホコリを吸い取った後、除菌スプレーを使ってキレイに拭き取りましょう。

大洗濯をする際の前提

POINT

事前に洗えるかの要確認

カーテンや毛布、掛け/敷き布団カバー等の大物を洗濯する際の前提として、「洗濯可能かどうか」の事前チェックが重要です。なぜなら、家庭用の洗濯機で洗えないものもあるからです。

カーテンのタグに記載されている洗濯表示を必ず最初にチェックしてください。一部のカーテンは家庭での洗濯ができない場合があり、その場合はプロのクリーニングを利用する必要があります。

たとえば、「ドライクリーニングのみ」と書かれているカーテンを家庭の洗濯機で洗うと、生地が縮んだり色落ちしたりする可能性が高まります。

さらに、特別な加工が施されているカーテンは、洗濯により機能が損なわれることもあります。洗濯表示を見ても判断が難しい場合は、メーカーのホームページや購入店に問い合わせると安心です。

ご注意

ラベルを見て、洗って良いものだったとしても、必ずしも問題がないとは限りません。

  • 縮みや変形
  • 色落ちや色移り
  • シワがひどくなる
  • 防炎・遮光効果が低下する
  • カビや臭いが発生する

こういった問題が発生することもあります。洗濯の前には、リスクを理解した上で自己責任で行う必要があります。

  • 適切な水温や洗濯モードを選ぶ
  • 洗濯ネットを利用する
  • 高温の乾燥機は避ける
  • 適切な干し方をする
  • きちんと乾燥させる

……などなど、対象の素材や特性により配慮をすることで防げることもあります。

カーテンの洗濯

カーテンの洗濯

カーテンは部屋に常時設置するため、ほこりや花粉、タバコの煙などの汚れが付着しやすい場所でもあります。

カーテンの洗濯には注意すべきポイントがいくつかありますので見ていきましょう。

カーテンを洗う前の準備

洗濯前には、以下の準備をしっかり行いましょう。

  1. 洗濯表示を見る
    洗濯できるかや、素材を確認しましょう。
  2. カーテンフックを外す
    フックは洗濯中に他の部分を傷つけたり、洗濯機を破損させたりする原因になるため、必ず外してください。
  3. 汚れやほこりを落とす
    洗濯機に入れる前に、カーテンを軽くたたくか掃除機を使って表面のほこりを取り除きます。せっかく綺麗にした洗濯機のフィルターを詰まらせることもなく、洗濯効果が高まります。
  4. シミや汚れを事前にチェック
    特に汚れている部分があれば、洗濯前に部分的に漂白剤やシミ抜きを使って対処しておきましょう。ただし、漂白剤は生地を傷めることがあるため、使用する際は慎重に。

素材に合った洗濯方法を選ぶ

カーテンの素材によって、適切な洗濯方法が異なります。それぞれの素材に合った洗濯方法を選びましょう。

  1. ポリエステル素材の場合
    ポリエステルは家庭用洗濯機で比較的簡単に洗える素材です。洗濯ネットを使用し、弱水流モードやデリケート洗いモードで洗うのがベストです。30℃以下のぬるま湯を使い、洗剤もおしゃれ着用のものを選ぶと、生地が長持ちします。
  2. 綿や麻素材の場合
    綿や麻は縮みやすいため、水温を低めに設定し、できれば手洗いがおすすめです。洗濯機を使用する場合は、必ず洗濯ネットに入れましょう。また、洗剤選びも重要で、漂白成分が入っていない中性洗剤を使用してください。
  3. シルクや特殊加工されたカーテンの場合
    シルクや防炎加工が施されているカーテンは非常にデリケートです。これらの素材は基本的にドライクリーニングを利用するのが安全です。家庭で洗う場合、洗剤や水温に細心の注意を払い、手洗いを徹底してください。

洗濯後の干し方でシワを防ぐ

洗濯後の干し方も、カーテンの仕上がりを左右する重要な工程です。

シワを防ぎつつ、きれいに乾かすためのポイントを押さえましょう。

  1. 濡れたままの状態で吊るす
    洗濯後は、乾燥機を使わずにそのまま吊るして乾かすと、重力で自然にシワが伸びます。この方法は特にポリエステル製のカーテンに効果的です。
  2. 日陰干しを心がける
    直射日光に当たると、生地が色褪せたり劣化したりする可能性があります。風通しの良い日陰で乾かすことをおすすめします。
  3. アイロンを使う場合のコツ
    もしシワが気になる場合は、アイロンを低温設定で使用してください。スチームアイロンを使うとさらに効果的です。ただし、特殊加工されているカーテンやシルク素材は、アイロンがけを避けるか、当て布を使用しましょう。

毛布の洗濯

毛布の洗濯

毛布は寒い季節に欠かせない寝具ですが、どうしても汗や皮脂、ほこりが溜まり、不衛生になりがちです。

洗濯をすることで、毛布を清潔に保ち、ひいては快適な眠りに繋がることでしょう。

毛布を洗う前のチェックポイント

毛布を洗濯する前には、以下の点を確認しておきましょう。これにより、毛布を傷めることなく、清潔に仕上げることができます。

  1. 洗濯表示を確認する
    毛布にはさまざまな素材があり、洗濯可能なものとそうでないものがあります。洗濯表示を確認し、「手洗い可」や「洗濯機可」のマークがあれば、自宅で洗うことができます。「ドライクリーニングのみ」と記載がある場合は、専門のクリーニング店に出すのが安全です。
  2. 毛布のサイズを測る
    家庭用洗濯機で洗えるかどうかは、毛布のサイズや洗濯機の容量によります。洗濯機に余裕がなく、詰め込みすぎると洗濯不良や機械の故障を招くことがあります。洗濯槽の3分の2以下に収まるサイズかどうか確認しましょう。
  3. 汚れやシミの確認
    特に汚れている部分やシミがある場合は、洗濯前に部分的にプレケアを行いましょう。シミ抜き剤や中性洗剤を薄めたものを使い、軽く叩くように処理すると効果的です。

自宅で洗える毛布の洗濯手順

家庭用洗濯機で毛布を洗う際は、以下の手順に従うと、しっかりと汚れを落としながら毛布を傷めずに仕上げることができます。

  1. 洗濯ネットを用意する
    毛布を洗濯ネットに入れることで、生地へのダメージや糸のほつれを防ぎます。ネットがない場合は、毛布を丸めて紐やゴムで固定してもOKです。
  2. 弱水流モードを選ぶ
    洗濯機を使用する際は、「毛布モード」や「デリケート洗い」などの弱水流モードを選びましょう。これにより、生地が傷むのを防ぎます。水温は30℃以下のぬるま湯がおすすめです。
  3. 適切な洗剤を使用する
    中性洗剤を使用すると、毛布の繊維や色を保ちながら洗うことができます。柔軟剤を加えると、仕上がりがふんわりとし、手触りも良くなります。
  4. 脱水は短時間に
    脱水時間を長くすると、毛布の繊維が傷む原因になります。1~2分程度の短時間脱水で十分です。その後、濡れた状態で取り出しましょう。
  5. 日陰で平干し
    毛布は乾燥機を使うよりも、風通しの良い場所で平干しするのが理想的です。物干し竿に掛ける場合は、毛布がたるまないように複数箇所で支えると、生地が伸びるのを防げます。

コインランドリーを使った効率的な洗濯方法

毛布は特に大きいため、家庭用洗濯機に収まらない場合もあるかもしれません。そんな時は、コインランドリーの大型洗濯機や乾燥機を利用すると便利です。

コインランドリーでの毛布洗いのメリットは、以下の様なものが挙げられます。

  • 大型洗濯機があるため、大きな毛布でも余裕を持って洗える。
  • 乾燥機が強力で、家庭では難しいふんわりとした仕上がりが可能。
  • 時間が短縮できるため、忙しい人にも最適。

運ぶのは大変ですが、お車などの移動手段がある方であれば検討してみるのも良いかもしれませんね。

コインランドリーでの洗濯の工程を見てみましょう。

  1. 洗濯前の準備
    家庭で洗う場合と同様に、洗濯前にシミや汚れの確認、部分ケアを行いましょう。
  2. 洗剤の選び方
    コインランドリーで提供される洗剤を利用しても良いですが、敏感肌の方は中性洗剤を持参するのがおすすめです。
  3. 乾燥機の使い方
    毛布を乾燥機に入れる際は、低温モードを選びましょう。高温で乾燥すると、縮みや生地の劣化を招く可能性があります。また、乾燥機の途中で一度取り出し、毛布を振って空気を含ませると、ふんわりと仕上がります。
  4. 時間の目安
    洗濯と乾燥を合わせて1~2時間程度で完了します。特に乾燥機は時間をかけて完全に乾かすようにしましょう。

敷き/掛け布団カバーの洗濯

布団カバーの洗濯

敷き/掛け布団カバーは、毛布同様汗や皮脂が付きますので、大洗濯の対象にしたいところです。

布団カバーの汚れを落とすコツ

布団カバーが特に汚れている場合、洗濯前の準備が重要です。

  1. 部分的な汚れを事前に処理する
    枕元や足元は特に汚れやすいため、洗濯機に入れる前に中性洗剤を薄めた溶液を使い、汚れを軽く叩いて落としましょう。汚れがひどい場合は、洗剤液に30分程度浸け置きすると効果的です。
  2. 洗濯表示を確認する
    布団カバーの素材によって適切な洗濯方法が異なります。綿素材は比較的丈夫ですが、シルクやリネンの場合は手洗い推奨のこともあります。洗濯表示を確認し、指示に従うことが大切です。
  3. ファスナーを閉じる
    布団カバーのファスナーやボタンは、洗濯中に他の衣類を引っ掛けたり、洗濯機を傷つけたりすることがあります。洗濯する前に、ファスナーを閉じておきましょう。

洗濯機での洗濯時の注意点

布団カバーを洗濯機で洗う際には、生地の劣化や色落ちを防ぐために注意すべきポイントがあります。

  1. 洗濯ネットを使用する
    布団カバーは大きく、洗濯機内で絡まりやすいです。大きめの洗濯ネットに入れることで、他の洗濯物との絡みや生地の傷みを防ぐことができます。
  2. 適切な水量と洗濯モードを選ぶ
    布団カバーは吸水性が高く、洗濯機内で重くなりがちです。「大物洗いモード」や「デリケート洗いモード」を選び、水量を多めに設定して洗濯機に余裕を持たせましょう。
  3. 中性洗剤を使う
    色落ちを防ぐため、洗剤はおしゃれ着用や中性タイプのものを使用します。また、柔軟剤を少量加えると、洗い上がりがふんわりとして肌触りがよくなります。
  4. 乾燥機の使用は控える
    高温の乾燥機は布団カバーを縮ませたり、生地を劣化させたりする原因になります。可能な限り自然乾燥を心がけましょう。

アイロンがけで仕上がりをキレイに

シーツは基本的にアイロンは不要ですが、中にはしわくしゃになってしまう素材のシーツもあります。

また、お客さん用のシーツだったり等で、布団カバーの仕上がりを美しくしたい時もあるでしょう。

それには、洗濯後のアイロンがけが効果的です。

  1. 少し湿った状態でアイロンをかける
    布団カバーは乾燥しきる前、少し湿っている状態でアイロンをかけるとシワが取りやすくなります。完全に乾いている場合は霧吹きを使い、軽く湿らせてから行いましょう。
  2. アイロンの温度を素材に合わせる
    アイロンの温度設定は、布団カバーの素材に合わせる必要があります。綿や麻は高温でかけられますが、シルクやポリエステルは低温が適しています。必ず洗濯表示を確認してからアイロンを使用しましょう。
  3. 大きな面から始める
    布団カバーは面積が広いため、最初に大きな面を整え、最後に細部(ファスナー部分や端など)を仕上げると効率的です。広げながらかけると作業がスムーズに進みます。

まとめ

普段なかなか洗えない大物アイテムは、12月の大洗濯の日に洗濯すると気持ちよく新年を迎えることが可能です。

もちろん、必ずしも大洗濯の日に限定する必要はありません。当日雨が降って洗濯日和ではないこともありえますしね。その前後で行えば充分、そう考えるとハードルも下がります。

年末大掃除の一環として、是非12月の適した日に実施してみてはいかがでしょうか。

Page
top
フォーム
へ移動