口コミは重要!? プロが教える失敗しないハウスクリーニング業者の探し方・選び方【口コミ編】

何かと多忙な方も多い、年度末・年度始め。時間もとりづらいため、お掃除(ハウスクリーニング)はプロに任せたいな……と思う方もいらっしゃると思います。
しかし実際に業者を探したり選んだりするとき、「どこが評判いいの?」「ネットの口コミって信じて大丈夫?」と迷ったことはありませんか?
最近では、業者の公式サイトやチラシよりも「実際に利用した人の口コミやレビュー」を重視してお掃除業者を選ぶ方が増えています。とはいえ、ネット上の口コミは玉石混交。良いことばかり書かれていると逆に不安になりますし、悪い口コミばかりでも本当に信用できるのか判断に迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、ハウスクリーニング業界を知り尽くしたプロの視点から、口コミをどう読み解けばいいのか、そして本当に信頼できる業者をどう見極めるのかを徹底解説します。
「失敗しない・公開しない業者の探し方・選び方」が気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
口コミを参考にする際の原則
インターネットが生活の一部となった現代において、私たちは商品やサービスを選ぶ際に、他人の「口コミ(レビュー)」を参考にすることが当たり前になっています。
特にECサイトや旅行予約サイト、グルメサイト、アプリストアなどでは、口コミが意思決定に与える影響は非常に大きいです。
しかし、その口コミが常に正しく、公平であるとは限りません。情報があふれる今だからこそ、口コミを見る際には一定の「原則」を持って臨むことが大切です。
1.口コミと、プロモーションの違いを認識する
まず最初に意識すべきことは、「口コミ」と「プロモーション」の違いを理解することです。一見すると、どちらも第三者がその商品やサービスについて語っているように見えますが、その背景には大きな違いがあります。
口コミは、基本的に個人が実際に使った感想を自由に書き込んでいるものです。
一方でプロモーションの一環として書かれたレビューは、企業が報酬を支払ってインフルエンサーやブロガーに依頼しているケースが多くあります。最近ではPRであることを明記するルールも普及してきましたが、すべての投稿が明確に区別されているわけではありません。
そのため、「口コミだと思っていたものが実は広告だった」ということも少なくありません。たとえば、「○○でハウスクリーニングをしたら最高でした!」等といった極端にポジティブな表現や、効果測定付きリンクがあるレビューは、広告の可能性が高いです。
こうした投稿を見極める目を持つことが、口コミを正しく活用する第一歩です。
2.複数サイトの口コミを見る
口コミを参考にする際に陥りがちなミスのひとつが、「1つのサイトだけで判断してしまうこと」です。実際には、情報源を複数に分けることで、より客観的でバランスの取れた判断が可能になります。
たとえば、ある「Googl」eでは高評価が多いけれど、「エキテン」では低評価が多い、といったケースがあるかもしれません。これは、それぞれのユーザー層や期待値、使用目的が異なることが影響している場合があります。
1つのサイトの口コミだけを見ると偏った見方になってしまうため、複数のプラットフォームを横断的にチェックすることが重要です。
また、SNSやブログ、動画レビューなど、口コミの形式にもバリエーションがあります。文章だけでなく、画像や動画を交えたレビューはより具体的な使用感が伝わりやすく、信ぴょう性も判断しやすくなります。多角的な視点を取り入れることで、情報の偏りを防ぐことができます。
3.口コミはあくまで参考として利用する
口コミは非常に便利な情報源ですが、それに依存しすぎるのも考えものです。どんなに評価が高い商品でも、必ずしも自分にとって最適とは限らないからです。口コミはあくまで「他人の意見」であり、「自分の価値観」や「使用目的」に合致しているかは、また別の話になります。
たとえば、「このハウスクリーニング業者は接客がすごく良い」と書いてある口コミがあっても、自分が求めているのは「好感接客」ではなく、「作業の質」かもしれません。
また、「コスパ最高!」というレビューも、個人の経済状況や価値観によって感じ方が大きく異なります。
口コミを読む際は、その書き手の背景や前提条件も想像しながら、「自分ならどう感じるだろうか?」という視点を持つことが大切です。そして後述しますが、最終的な判断は自分自身の基準で行うように心がけましょう。
4.情報を操作する口コミがあることを知る
口コミの中には、故意に評価を上げたり下げたりする「操作された口コミ」が存在することも事実です。特に大手通販サイトのAmazon.co.jpなどを見ればよくわかりますよね。
同じように、業者が大量にサクラのレビューを投稿するなどして、評判を意図的にコントロールしようとするケースがあります。
このような偽の口コミは、一見すると本物と見分けがつかないこともあります。しかし、いくつかの特徴を見つけることで、ある程度の判断が可能です。たとえば、似たような文章が短期間に集中して投稿されている、レビュー内容が不自然に詳しすぎる、などの傾向がある場合は注意が必要かもしれません。
また、逆に競合他社が意図的に悪い口コミを投稿する「ネガティブキャンペーン」も存在します。こうした情報操作の存在を理解し、疑わしい口コミには慎重な姿勢で臨むことが求められます。
5.最終的に自分のフィルターを通して判断する
最終的には、口コミを鵜呑みにせず、自分自身の「フィルター」を通して判断することが何よりも重要です。いくら多くの人が「良い」と言っていても、それが自分にとってベストとは限らないのです。
この「フィルター」とは、自分の価値観や経験、目的、ライフスタイルなどをもとに判断する基準のことです。
別業界で例えますが、レビューで高評価の靴があっても、自分の足の形には合わないかもしれません。高評価のスマホでも、自分の使用用途(ゲーム、写真撮影、仕事など)に合っていなければ満足できないこともあります。
自分にあったハウスクリーニング業者を選ぶ・探すには、まず自分が何を求めているのかを明確にすることも大切です。「何を重視するのか」など、自分のニーズを整理することで、口コミの中から本当に参考になる情報だけを抽出しやすくなります。

それではここからは、特に解説が必要な1〜4を、さらに詳しく見ていきましょう。
1.口コミと、プロモーションの違いを認識する

口コミとプロモーションは、どちらも私たちが商品やサービスを選ぶ際に参考にする情報源ですが、両者の「情報の出どころ」や「目的」には大きな違いがあります。
口コミは基本的に消費者の自発的な意見であるのに対し、プロモーションは企業のマーケティング活動の一環として提供される情報です。混同してしまうと、「信頼できる口コミ」と思っていたものが、実は広告だった……ということも起こりかねません。
ここでは、その違いを明確にするために、代表的なプロモーションの形を解説していきます。
PRとは!?
「PR(Public Relations)」とは、企業やブランドが自社の情報や製品・サービスの魅力を、メディアやインフルエンサーなどを通じて広く知らせるための活動を指します。最近では、インフルエンサーやブロガーがSNSやブログ、YouTubeなどで「PR案件」として商品紹介をする光景も一般的になりました。
このような投稿では、基本的に「#PR」「#広告」「提供:○○株式会社」などと記載することが義務づけられているケースが多く、消費者も「これは企業から依頼を受けて紹介しているんだな」と理解できるようになっています。
しかし、実際にはその表示が小さかったり、文末にさりげなく入っていたりと、気づかれにくいこともあるため、注意深く確認することが大切です。
PR投稿の特徴としては、製品やサービスの魅力を過度に強調したり、ネガティブな意見がほとんど含まれていないことが多いため、「本音の口コミ」との違いを意識して読むことが求められます。
広告とは!?
「広告」とは、企業が直接的にお金を支払い、特定のメディアやプラットフォームに掲載するプロモーションの手法です。テレビCMや雑誌広告、ウェブサイト上のバナー広告、リスティング広告などがその代表例です。
これらの広告の最大の特徴は、情報の発信者が企業自身であること、そして「広告である」と明示されていることです。たとえば「広告」「スポンサード」「提供」などのラベルがついているコンテンツは、明確に広告としての立場で作られています。
他には個人サイト・個人ブログに埋め込まれる「アフィリエイト広告」というものも。こちらだけは各個人が情報を発信し、アフィリエイトリンクを経由してハウスクリーニング等の申し込みがあると、個人が報酬が得られるものです。
これらの広告は、情報の信頼性という点では中立性に欠ける場合もあります。
「あくまで宣伝として発信されている」ということを理解していれば、消費者側も冷静に判断することができます。逆に言えば、広告だと明記されている限りにおいては、むしろ誠実なプロモーション手法とも言えるでしょう。
その他グレーなプロモーションとは!?
問題となりやすいのが、「広告やPRであることを明示していないプロモーション」、いわゆる「グレーゾーンのプロモーション」です。代表的なものとして「ステルスマーケティング(ステマ)」や「口コミ投稿代行業者の存在」が挙げられます。
これらについては、少し長くなるので後半に改めて触れさせていただきます。

グレーなことにお金をかけているハウスクリーニング業者もあるのね。こういった業者を選んでしまうとリスクもありそう
2.複数サイトの口コミを見る

口コミを活用する際に忘れてはならないのが、「1つのサイトだけを鵜呑みにしない」ことです。
口コミは、そのサイトのユーザー層や運営ポリシー、レビュー投稿の仕組みなどによって、内容に偏りが出ることがあります。したがって、複数の口コミサイトを横断的にチェックし、総合的に判断することが、より信頼できる情報収集につながります。
ここでは代表的な口コミサイトや情報源について、それぞれの特徴を見ていきましょう。
GoogleマップやGoogle検索で表示される「Googleレビュー」は、現在最も広く使われている口コミのひとつです。飲食店、美容室、病院、工務店、サービス業など、あらゆる業種に対してユーザーが自由に評価・コメントを投稿できます。
Googleの強みは「ユーザー数が圧倒的に多い」ことと、「実名で登録しているGoogleアカウントから投稿される」ため、比較的信ぴょう性の高い意見が集まりやすい点です。また、位置情報と連携しているため、実際にその場所を訪れたユーザーの口コミである可能性が高く、リアルな体験談として役立ちます。
ただし、名前はハンドルネームに変えられる=匿名性はゼロではないため、ネガティブな投稿に感情的な表現が含まれることもあります。口コミの内容だけでなく、書き手の過去のレビュー履歴なども併せてチェックすることで、より正確な判断ができるでしょう。
くらしのマーケット
「くらしのマーケット」は、ハウスクリーニングやリフォーム、引っ越し、害虫駆除など、生活密着型のサービスを提供する事業者を比較・予約できるプラットフォームです。このサイトでは、実際にサービスを利用したユーザーが口コミを書く仕組みになっており、信頼性が比較的高いのが特徴です。
評価には、星の数だけでなく、文章による感想や写真の投稿もあるため、事前に業者の対応やサービスの質を具体的にイメージすることができます。また、ランキングやカテゴリ別の評価もあるため、条件に合う業者を効率的に探せます。
ただし、人気の業者には口コミが集中する一方で、まだ実績の少ない業者には情報が乏しいこともあります。そのため、複数の業者を比較する際には、口コミの件数や更新日時も確認すると良いでしょう。
オリコン
「オリコン顧客満足度ランキング」は、独自の調査にもとづいて様々な業種・サービスの満足度をスコア化し、ランキング形式で掲載しています。たとえば、引っ越し業者、保険会社、通信サービス、学習塾、住宅メーカーなど、多岐にわたる分野をカバーしています。
オリコンの特徴は、調査対象が「実際に利用経験のある人」に限定されている点で、しかも調査会社によって体系的に収集されているため、個人の主観が強すぎる投稿よりも「客観性の高いデータ」として参考になります。
また、評価項目が「価格」「サービス対応」「説明の分かりやすさ」など細分化されており、自分が重視するポイントで比較しやすいのも利点です。ただし、すべてのサービスがリアルタイムで口コミ更新されるわけではないため、あくまで「全体傾向」として捉えるようにしましょう。
ここで少し自慢を挟んでしまいますが、弊社ハウスクリーニングのアールおそうじセンターでは、過去に関東1位をいただいたこともあります。

オリコンは音楽のランキングで有名ですね!有名企業ですし、口コミの中でも最も信頼が置けそうな気がします。
エキテン
「エキテン」は、特に地域密着型の店舗やサービスに強い口コミサイトです。整体・整骨院、美容室、マッサージ、学習塾など、主に個人経営の中小規模の店舗に対するレビューが多く掲載されています。
エキテンの特徴は、店舗オーナー側も情報発信ができる点で、メニューやキャンペーン、営業時間などの最新情報を直接更新できます。また、実際に来店したユーザーの投稿が多く、地域の生の声を知るには最適なサイトです。
ただし、エキテンは店舗が口コミを促す仕組み(来店後のレビュー依頼など)を用意している場合もあり、評価がやや高めに出やすい傾向があります。
全体的にポジティブな口コミが多いと感じたら、他のサイトと合わせてバランスを見るようにしましょう。
個人サイト・個人ブログ
最後に見逃せないのが、個人が運営するサイトやブログ、YouTubeなどのレビューです。これらのメディアは、実際の使用感や体験談を写真や動画つきで詳しく紹介していることが多く、「リアルな使用者の声」として非常に参考になります。
特にマイナーな商品や専門的なサービスについては、大手口コミサイトでは情報が乏しいこともあるため、個人ブログで得られる詳細なレビューは貴重です。また、文章のトーンや使い方のシーンなどから、書き手の価値観やニーズが見えるため、自分との共通点を見つけやすいのも利点です。
ただし、ブログの中にはPR案件として書かれた記事も含まれていることがあるため、「提供」「タイアップ」「PR」などの記載があるかどうかを確認することが重要です。
また、筆者のプロフィールや過去の記事もチェックすることで、その人の視点や信頼性を測ることができます。
3.口コミはあくまで参考として利用する

口コミは、他のユーザーの体験や意見を知るうえでとても便利な情報源ですが、「万能な判断材料」ではありません。
どんなに詳細でリアルな内容に思えても、それはあくまで“その人”の視点に基づいた感想であり、必ずしも自分にも当てはまるとは限らないのです。
口コミを過信しすぎず、「あくまで参考」として活用する姿勢が重要です。ここでは、口コミの扱い方で陥りやすい誤解や勘違いについて、具体的に見ていきましょう。
悪い口コミがダメとは限らないから
低評価の口コミを見ると、つい「この商品は買わないほうがいいかも…」と感じてしまうことがあります。しかし、悪い評価がついている理由をよく読んでみると、自分にはあまり関係のないケースも多いのです。
たとえば、不満が書かれていても、自分がこだわらないのであれば、気にする必要はありません。また、「対応が冷たかった」という接客面でのクレームも、個々のスタッフやそのときの状況による一時的な問題かもしれません。
また、お客さまも多種多様なため、どうしても一定の悪い口コミは発生してしまうものです。加えて、後述する口コミ削除業者の投稿や、嫌がらせの可能性もゼロではありません。
つまり、悪い口コミは「本当の口コミかどうか」「自分にとって重要なポイントかどうか」を判断する材料として見るべきであり、単に評価が低いという理由だけで判断するのは早計です。マイナス評価の中にも、自分にとってはむしろプラスと捉えられる内容が隠れていることもあります。
良い口コミが良いとは限らないから
逆に、星5つの高評価レビューだからといって、それが必ずしも信頼できるとは限りません。なぜなら、高評価の口コミにも「過剰評価」や「期待感によるバイアス」が含まれている可能性があるからです。
たとえば、「神対応でした!」「家が生まれ変わった!」というような極端にポジティブな表現のレビューは、その時の感情が強く反映されている場合が多く、冷静な評価とは言えないこともあります。
また、モニターやPR投稿である場合も、高評価になりやすい傾向があります。
良い口コミは気持ちを後押ししてくれる一方で、「本当に自分にとっても価値があるのか?」を見極める目を持つことが大切です。レビューの内容を具体的に読み込み、自分のニーズや価値観と照らし合わせて判断しましょう。
口コミが無い=ダメとは限らないから
新しく出た商品や新規オープンしたサービスなどは、まだ口コミがほとんどない場合があります。そのようなとき、「口コミが無いから不安」「評価が少ないから避けよう」と感じる人もいるかもしれませんが、それだけで選択肢から外してしまうのはもったいないことです。
口コミが少ないということは、まだ世の中に知られていない「掘り出し物」の可能性もあるということ。特に新興ブランドや個人経営の店舗などは、広告やレビューが少ないだけで、実際のサービスや商品の質は高いということもよくあります。
また、口コミが無いことで先入観なく体験できるという利点もあります。人の意見に左右されずに、自分自身の感覚で判断したい場合には、むしろ口コミの無いものにチャレンジするのも一つの選択肢です。
情報を操作する口コミもあるから
近年では、企業が意図的に高評価の口コミを増やしたり、競合に悪い評価をつけさせたりするなど、操作された口コミがあります。
このような口コミは、一見すると普通のレビューと見分けがつきにくいため、注意深く観察する必要があります。これについては次項で解説します。

鵜呑みにしてはいけない時代なのですね。自分で情報を取捨選択して選ぶひつようがありそうです。
4.情報を操作する口コミがあることを知る

口コミは本来、消費者が自由に感想や意見を発信する場であり、その「リアルな声」が多くの人の参考になります。しかし残念ながら、すべての口コミが誠実に書かれたものとは限りません。
企業の宣伝活動の一環として意図的に操作された口コミや、利益目的で虚偽の情報を流す業者などが存在しており、私たちはそれを知らずに信じてしまうリスクがあります。
この章では、口コミを操作する代表的な手口について理解を深め、どのような点に注意すべきかを見ていきましょう。
ステルスマーケティング
「ステルスマーケティング(ステマ)」とは、企業などの依頼を受けた第三者が、あたかも一般消費者の立場であるかのように口コミやレビューを投稿し、実際には広告や宣伝であることを隠す手法です。
ステマの問題点は、「広告だと知らされないまま」消費者が内容を信じてしまうことにあります。たとえば別業種になりますが、「この化粧品を使って肌が本当に変わりました!」というような体験談風の投稿が、実は企業から報酬を受けて書かれたものだったというケースが過去にも多数発覚しています。
SNSやブログ、動画サイトなど、個人の影響力が強いメディアほどステマが広がりやすいため、「本当に使っているのか?」「他にも同様の表現がないか?」などをチェックして、不自然な点がないかを見極める姿勢が求められます。
口コミ削除業者の投稿
近年、問題視されているのが「口コミ削除業者」と呼ばれる存在です。これは、複数のアカウントを使って故意に悪い口コミを投稿し、一定期間後に「その悪評を削除できます。代わりに報酬を支払ってください」と店舗側に持ちかける悪質な業者です。
こうした業者は、まず意図的に店舗やサービスに対するネガティブな投稿をばらまき、企業の評判を下げたうえで、それを“人質”に取るようにビジネス化しています。いわば「口コミの恐喝」とも言える行為で、実在する業者がいることもニュース報道などで明らかになっています。
このような投稿は、内容が曖昧だったり、実際の利用経験が感じられないものが多いという特徴があります。「○○が最悪だった」「二度と使わない」といった感情的なフレーズだけで構成されている口コミには注意し、冷静に情報の真偽を見極めましょう。
口コミ投稿代行業者の投稿
「口コミ投稿代行業者」は、企業から報酬を受け取り、実際に商品やサービスを使っていないにもかかわらず、良い評価のレビューを大量に投稿する業者です。1件あたり数百円から数千円という単価で、複数のアカウントを使って口コミを“量産”するため、不自然な評価が増えるケースが目立ちます。
このような代行投稿は、特定のキーワードを入れる、星の数を揃える、商品リンクを必ず含めるなど、テンプレートに沿った内容になりがちです。そのため、「似たような内容が続いている」「投稿の文体が画一的」「利用者である証拠が見えにくい」といった点に注意すると良いでしょう。
また、レビュー数が急に増加している業者も警戒すべきサインです。特に発売直後やリニューアル直後に高評価レビューが一気に投稿されている場合は、裏で代行業者が動いている可能性も否定できません。
競合他社のネガティブキャンペーン
もうひとつ注意すべきなのが、競合他社による「ネガティブキャンペーン」です。これは、ライバル企業の商品やサービスに対して、意図的に低評価の口コミを投稿し、相対的に自社を優位に見せようとする行為です。
たとえば、「ここのスタッフは態度が悪い」「期待していたのにガッカリ」といった口コミが、実際には競合関係にある業者やその関係者によって投稿されていることもあります。さらに巧妙な場合には、あえて星2~3の「やや低評価」にしてリアルさを演出するなど、悪質な手口も存在します。
こうした口コミは、感情的で根拠が乏しいものが多く、他の口コミとの整合性が取れていないケースも目立ちます。レビュー全体の傾向を俯瞰的に見ることで、異常な点に気づくことができるでしょう。
まとめ
プロ目線での口コミの読み方はいかがでしたでしょうか?
ハウスクリーニング業者を選ぶうえで、口コミは非常に有力な情報源です。しかし、すべてを鵜呑みにせず、書かれている内容の背景や傾向を冷静に読み取ることが大切です。良い口コミも悪い口コミも参考にしながら、「自分にとって信頼できる業者かどうか」を見極めていきましょう。
「後悔しない業者の探し方・選び方」のために、この記事が少しでも参考になれば幸いです。